シングルマザーと「起業」

あえて会社勤務をしない道を選ぶ

シングルマザーの仕事選びの時に最もネックになってくるのが時間的な制約です。

シングルマザーとして子育てをしながら仕事をするということは、家の仕事と会社の仕事の両方を自分だけで行っていかないということになります。

子供を預けて長時間働けるようにするという方法もありますが、その場合には預けるための費用がかかってきますし、もし急に子供が病気や怪我をしてしまったときには仕事を抜けて病院などに連れていかなくてはいけません。

会社勤務の場合には毎月決まった給与が安定的に入ってくるという安心感はあるものの、時間や休日が決まっており自分の都合で仕事の内容をスケジュール調整することができません。

また会社に勤めるということは仕事以外の部分でも人間関係で求められる事項も多く、一人だけ家庭優先にすることが許されないということもあるでしょう。

最近ではそうした家庭を持つ女性のために時短勤務の特例措置をとったり在宅でも仕事ができるようにしてくれている会社もないわけではありませんが、社会全体から見た場合にはごくごくわずかな取り組みというレベルにとどまっています。

そこで今注目をされてきているのがシングルマザーの起業です。

会社に勤務をしないという方法で収入を得られる手段をとることで、自分でスケジュール管理をしながら家庭との両立がしやすくなります。

起業を後押しする制度もあります

現在日本では新たな起業を促進するための取り組みが広く行われています。

それまで会社に勤務をした経験があるという人であっても、いざ会計や資金調達を全て自分だけでしなくてはならなくなった場合に何をしなくてはいけないかを全て把握するのは難しいでしょう。

そこで地方自治体ではこれから起業をしようとしている人に対して説明会を開催したり、場合によっては初期投資に必要になる金額の支援をしたりといった取り組みをしています。

特にシングルマザーの起業は優遇措置がとられていることも多く、無利子で融資を受けることができる「母子福祉資金貸付」というものも行われています。

これはシングルマザーとして申し込みをすることで起業資金のうち最大283万円が無利子で融資を受けられるというもので、返済期間などについて相談をすることができます。

もし起業のアイディアが既に何らかの形であるのであれば、そうした支援制度を詳しく調べることですぐにでも着手をしていくことができます。

シングルマザーに多い独立方法

シングルマザーが起業をする場合には一般の会社立ち上げとは少し異なり、自分の時間を大切にしつつより成功率が高い商売をしていくということが求められます。

そのため起業といってもいきなりベンチャー企業や新規参入をするような会社の設立よりも、既存のサービスを自分なりに行っていくという方法が多く選ばれています。

数が多いものとしては特定のサービス提供を行う企業とフランチャイズ契約をするということや、何らかの資格をとって個人で営業をするといったことがあります。

フランチャイズとしては、コンビニや飲食店、学習塾といったところが多いようです。

自分でサービス業を開始する場合に人気が高いのは美容系で、ネイルサロンやエステサロンをマンションの一室を借りて行うといった小さな始め方があります。

他にもIT系のデザイン業務や細かいものづくりをする内職といったところももともと持っていたスキルを活かしてよく選ばれる独立方法となっています。